割れたら修理ってことで、いつものプラリペアを使っての作業に入ったのですが、どうせ修理するならついでにあちこちやっちゃおうと、他の割れたミクロマンも修理してみました。
割れたパーツで多かったのは、やはりミクロレディの肩パーツ。
薄肌色以降のレディは金型が改善されたようで、割れているものは少ないのですが、それ以前の素体はクラックが出ているものが少なくありません。
特に酷いのが黒色素体。劣化するものも一番多いようです。

写真のレディは数年前に白と黒の素体を組み替えて作ったもので、ポーズの試しやガチャフィグから流用する頭部パーツの調整に使ったりしています。
レディ素体としてはうちでもかなりの古株で使われることが多いのですが、それゆえに左肩と左足パーツにクラックが発生し、関節がユルユルになってました。

肩の関節は一部だけを修理しても割れが再発することが多いので、殆どの部分を取り、ほぼ軸のみの状態で型取りくん(の類似品)とプラリペアで複製。
軸穴や合わせるパーツに合うように慎重に削って再生完了です。
組み立てると若干肉薄にできてしまいましたが、他にも複製したもの全て、関節も緩みなくきっちり動くので問題はなさそうです。

左足は両サイドにクラックができていました。
足パーツは内側にボールジョイントの受け部分があり、パーツ複製は難しいので、クラックが入った箇所を削っての修理です。

実際にはクラック部分やボールジョイントの内側にもプラリペアや溶剤が流れ込みますので、図のまんまとは行きませんが、一旦硬化するとプラリペアの結合力は強力なので、リューターを使って受け部分を少しずつ削ると、当初の関節保持力に近い状態に戻ります。
と、元旦早々こんなことしてました。
昨年の秋にヤフオクで送料の方が高かったリューターを買ってから、この手の作業がかなり楽になりました。
修理には道具の充実は大切ですね。
でも、一番良いのは割れないことなんのですが(^^;)
「一年の計は元旦にあり」といいますが、その言葉通りでないことを祈りたいです。