2009年10月15日

カムイ外伝

カムイ


 先月公開されていたのに観に行くのをすっかり忘れておりました。
 既に上映は1日2回と終了まで風前の灯火、ほんと危ないところでした。こんなところにカムイ並みの危機感を感じてたりなんかして(^^;)

 さてカムイ外伝といいますと、さすがにリアルタイムの世代ではないものの、子供の頃に何度も何度も再放送のアニメを観たことで、忍者というものの厳しさを痛感した作品です。
 おかげで忍者の描き方がほぼ対局であったと言える仮面の忍者赤影にはヒーローとしての憧れを抱けなかったという思い出があります。赤影一行がなんかやる度に突っ込み入れてたっけなぁ(-_-)ヤナガキダ

忍びが通るけもの道はこちら
ラベル:カムイ外伝
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2009年08月17日

G.I.ジョー

G.I.ジョー


 阿波踊りは15日で終わり、お盆休みも最終日の昨日観てきましたよ。
 吹替え版で観ようと企んでいたのに、徳島では公開後の1週間しか吹替え版の上映をやってくれませんでした。酷いや、姉さん(T.T)
 夏休みで公開から1週間も経っているのに劇場は意外に混んでまして、しかもカップルが多く、トランスフォーマーの時のあの爺様方はどうしたのだと言いたくなるほどでした。(やはりトランスフォーマー老人会の集会であったのか…)


語るというか、なんというか
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2009年07月31日

ハリー・ポッターと謎のプリンス

ハリー・ポッターと謎のプリンス


 本当は去年の秋に公開予定だったハリー・ポッターシリーズの第6作が、九ヶ月ほど寝かされてようやく公開。
 公開延期になった原因は昨年の米脚本家組合のストライキで、それにより今年の夏の大作映画が不足になったからだとか。
 廉価DVDとかネットとかメディアは増えているのに、間に入る大手広告代理店なんかの中間業者が収益をごっそり持って行ってて、実際の制作者にちゃんと回ってこないって点はアメリカも日本も同じようです。
 そんでもって、公開延期で非難を浴びたワーナー・ブラザースのアラン・ホーン社長の苦しすぎる説明の一部。

今回の延期で、ファンの皆さんに1つメリットがあります。当初の公開予定では、『謎のプリンス』と、2010年11月公開予定の『ハリー・ポッターと死の秘宝(前編)』との間には2年のブランクがありました。しかし、今は『謎のプリンス』と『死の秘宝(前編)』の間隔が18カ月に短縮されます。我慢を強いることになりますが、後になれば、待つだけの価値があったと思っていただけるものと信じております。


(・0・)


 非難囂々の実写版ドラゴンボールの「この作品はドラゴンボールファンのためのものではなく、新しくドラゴンボールのファンになる人々に向けて作ったものだ」も酷い言い訳でしたが、これもファンを馬鹿にしとんのか的でありますな。
 次作の公開予定が決まってるなら、公開を遅らせたら期間が短縮するのは当たり前だろうが。それの何処がメリットだよ。アホか。アラン・ホーンの頭文字だけ取ってアホ社長と呼んでほしいのか。

 さて、作品にはまったく罪はありませんので、毒吐くのはここまでにしまして感想をば。


語らせる
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2009年06月24日

トランスフォーマー リベンジ

トランスフォーマー リベンジ


 土曜日に世界最速公開されたのは知ってたのだけど、土日は劇場が混んでいるに違いないと思い、月曜が休日だったのでしめしめってな具合で観て参りました。
 しかも真っ昼間の吹替版で、座席も早朝にネット予約でど真ん中席を確保という念の入れようなのであります。
 平日なので案の定観客は少なめ、で、何故か爺さんが多い。
 なんだ、ここは? トランスフォーマー老人会の会合でもあるのか?
 男はいくつになっても男の子であることの片鱗を観たというかなんつーか。

今回は米軍以外も頑張りました。
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2009年01月23日

デス・レース

デス・レース


 日本では昨年11月に公開のB級カーアクション映画。
 その昔のカルト的作品「デスレース2000」のリメイクって言われても、分かる人少ないだろうなぁ。ていうか、私も元ネタ観たのはローカル局の深夜枠で、しかも「そういや観たかも」くらいの記憶しか残ってませんでした。


語るぜ
ラベル:デス・レース
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2008年10月06日

ZODIAC ゾディアック

ゾディアック


 公開当時に気になっていたのに、劇場に足を運ぶ機会を逃してしまい、今になってDVDで鑑賞。

 1969年にアメリカで起こり、メディアを使い不特定多数をターゲットにする劇場型連続殺人事件の走りとなったゾディアック事件と、その謎を解き明かそうとした刑事、ゾディアックの暗号文を掲載した新聞の敏腕記者、ゾディアックの暗号と事件解明に取憑かれた同新聞の風刺漫画家の3人にスポットを当て、事件の真相に迫る作品。


語らせてみる
ラベル:ゾディアック
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2008年09月18日

クローンウォーズ

クローンウォーズ


 スターウォーズ・シリーズのエピソードUとVの間という、ジェダイ騎士団が最も活躍したであろう期間が映像化。
 スターウォーズは話もメカも好きな私ですので、当然観に行きました。
 もちろん劇場までの道中は気分を盛り上げるためにエピソードUのサントラを聴いてました。あんまり盛り上がらなかったけど(^_^;) ep3ノマエダカラネ

語らせてみる
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2008年09月09日

ダークナイト

ダークナイト


 劇場で観てからしばらく経ってしまいました。
 でも、しばらく経っている割に同じ日に観たデトロイト・メタル・シティのクラウザーさんの顔をサイトやテレビで見る度に、この映画の悪役、ジョーカーの顔も浮かんでたまりません。刷り込みとは怖いものです(笑)


語らせてみる
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2008年09月04日

デトロイト・メタル・シティ Detroit Metal City

デトロイト・メタル・シティ


 超忙しかった先月の休日、どうせ忙しいのだから連チャンで気になる映画を見てやるぜ!と勢いで観たのがデトロイト・メタル・シティとダークナイト。
 舞台もテーマも予算も何もかもが違うはずなのに、塗りたくった顔、「ヒーロー」というキーワード、苦悩、という奇妙な共通項が炸裂したのでした(^_^;)

 劇場には原作を知ってるのか疑問の松山ケンイチのファンと思われるうら若き娘たちと、明らかに原作のファンだろうと思えるニヤニヤした連中(私もこちらに含まれる)という観客層でした。

SUNKANせよ! SUNKANせよ!(寸感…ちょっとした感想)
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2008年03月08日

ライラの冒険 黄金の羅針盤

ライラの冒険 黄金の羅針盤 もう1週間も前になりますが、ようやくエントリをあげることになりました『ライラの冒険 黄金の羅針盤』であります。
 原作は海外児童文学のベストセラーで、内容も権力を持ち民衆を操作しようとする宗教を相当否定的に書いているので、あちこちのキリスト教の団体や偉い人たちが「宗教に否定的な観念を持たせる内容だ」とボロクソに言ってるという本でもあります。
 でも、過去の歴史をちょっと紐解いてみれば宗教組織が権威を奮ってきた姿があからさまなので、そう言えば言うほどボロが出ているような気がするのですがねぇ。
 ハリーポッターでも似たようなことを言う団体や宗教家がいるので、こういう話が出るのは、ある意味ファンタジー小説としては勲章なのかもしれません。
 『聖★お兄さん』も、是非このような試練に立ち向かって欲しいと思う次第です。(おいおい焚き付けるなよ(^_^;))


語るです。
ラベル:ライラの冒険
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2008年02月18日

テラビシアにかける橋

テラビシアにかける橋 私の観た劇場では丁度観に行った日が上映最終日でした。しかもシネコンなので観客の入らなくなった映画は上映回数も減らされます。最終日の上映が1回限りって酷だよなぁ。
 でも評判が良かったせいか、その1回限りの上映でも平日の割に観客は入ってました。

 『テラビシアにかける橋』は同タイトルの児童文学のベストセラーの映画化作品なんですが、毎度ながら原作は読んでいない私です。
 というか、私が児童文学を読んでいた年頃にはまだ出版されていなかったし、そういう年頃の私は「戦艦大和の最後」とか「トリフィドの日」とか「両棲人間」とか「宇宙船ビーグル号」に「銀河大戦」とか読んでました。読んでる本を見ると、今の私に多大な影響を与えてるなぁ。
 話は逸れましたが、そういうことで、どういうストーリーか知らずに評判だけを聞いて直感で観に行ったのですが、評判どおり良い映画でした。



語るからね
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2008年01月09日

サーベルタイガー・パーク 百万年ぶりの餌食

サーベルタイガー・パーク

 あー、絶対に電波だ、電波。しかも飛び切りの毒電波ですよ多分。
 以前、面白くないとわかっていながらレンタルで観て、やはり面白くないと痛感した『サーベルタイガー』なる映画があったのですが、またしてもやってしまいました。
 いえね、わかっているんですよ。レンタル屋でパッケージを手に取った瞬間、

 「また芳ばしい物仕入れやがったな」

 って声に出してしまいましたから(--;)
 観たら後悔するトホホ映画… いやもうトホホを通り過ぎて虚無感漂いました。
 この虚無感は遥か昔に観たロボハンター(香港で制作された超劣化ロボコップがキョンシーと戦う映画。観ると絶句すること請合います)以来… 世の中にはまだまだ罠があるものです。

 そんな虚無映画は、そのタイトルも凄すぎる

『サーベルタイガー・パーク 百万年ぶりの餌食です。

 なんとパークですよ、パーク! パークだけに『サーベルタイガー』よりもサーベルタイガーが増量です。わーお!
 なんか無理矢理テンション上げないと文章にできません。はぁ…

 フィジーの辺りのとある島に作ったリゾートホテルに併設の大規模動物園の目玉は、遺伝子工学により現代に蘇ったサーベルタイガーだった。
 その施設の支配人兼資産家のハゲ親父(名前をチェックする気もおきない…)は出資者を募り、前代未聞の動物園をお披露目するはずであったが、施設管理の従業員が揃いも揃ってダメダメな上に、客としてやってきた大学生グループが、自分たちの楽しみのために施設の警備システムを安易にダウンさせたことで、サーベルタイガーが施設内に放たれ、従業員から大学生まで次から次へと食い殺される。というお話。

 これほど登場人物が揃いも揃ってバカな映画って珍しいんじゃないだろうか。
 最初に犠牲になった警備員なんて、仕事中サボって見てた雑誌の水着グラビアが風で飛ばされ、それを取りに行くために、カード&ナンバーセキュリティの高圧電流付きのゲートを開けっ放しにしたまま、わざわざ危険なところに行って食い殺されちゃうし。
 次の犠牲者は武器も持たずに危険地帯に入って、同じところで死亡。
 予算少ないからか、同じ場所で次々と襲われるのには驚いた。手抜きすぎ。
 野外なんだからもうちょっと工夫できただろうになぁ。

しょぼいCGの飾り物 そんな低予算ですから、当然サーベルタイガーはCG。大きさはかなりいい加減。でも映画『サーベルタイガー』よりはリアルになってます。
 劇中に登場する監視カメラの画面は、これ作ったの素人だろというほどのショボいCGによるハメコミ合成。
 動物園施設の浮いた飾りもCG。しかもかなり低レベル。あーうー、見てるのが辛い。

 それでもまだ役者が良いのなら許せるけど、珍しいことにこの映画、出てくる女優に美人がいない! イケメン男優もいない!
 女子大生って設定の娘が3人も出てるのに、どれも可愛くない。
 なんだこりぁぁ これはある意味リアルな状況かもしれないけど、絶対に絶対に承諾しかねるぞ。
 キャラクターも設定自体中途半端でどうしようもない。こりゃ『サーベルタイガー』の方が数倍面白かった。

 さすが新作で並んでいたのに1本も借りられていない作品です。ってこんなの何本も用意するやつがあるかっての。もう私を釣る為の罠だとしか思えません。
 期待はずれという点では、まさに期待通り!
 一言で言うなら地雷ですね。ええ。はぁ…
posted by アルシオーネ at 02:42| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画を語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月08日

AVP2 エイリアンズ VS. プレデター

AVP2 エイリアンズ VS. プレデター

 話の筋は知らなくても何故か観たいという人の多い話題のAVP2を観てきました。
 というかとりあえず観たいと言ったヤツ、エイリアンもプレデターも観たことないのに、しかも続編なのに、それで楽しめるのかい?(^◇^;)

 さて前作がぶっちゃけプレデター新人歓迎大武闘会(成人の儀式)なんだとすれば、今作はプレデター始末屋孤軍奮闘日記とでも申しましょうか。
 タイトルが「エイリアンズ」と微妙に複数形になってますが、正にこのまま。
 始末屋プレデターが地球で繁殖した多数のエイリアン、さらにプレデターの腹から出てきたプレデターの遺伝子を持つプレデリアンと、コロラド州の田舎町で住民の迷惑顧みず痕跡隠滅に奮闘する話でありました。
 その働きぶりたるや、前作は正確には「エイリアンズVS.プレデターズ」なんじゃないのと思ってしまうほどです。
 終盤には「なんでこんな怪我までして、一人でがんばらにゃアカンねん」というプレデターさんの心の声が聞こえてきた気がしました。(-.-;)

プレデリアン ストーリーは前作の純然たる続き。
 宇宙に飛び立ったプレデターの宇宙船の中で、スカープレデターの腹から出てきたプレデリアンが暴れ周り、上手く飛ばなくなった宇宙船は地球のコロラド州の山中に墜落。
 えー、プレデター達、そんなんでいいのか?
 で、宇宙船内にいたハガーフェイスも逃げ出し、たまたま山中にいた親子に卵を植えつけ、もう後はゾンビ映画の如くエイリアンが繁殖しまくりです。

 宇宙船墜落を知った始末屋プレデターさんがあわてて地球に駆けつけますが、エイリアンの母体にされた人間の死体を隠滅したり、墜落した宇宙船を始末したりと細々と仕事をやっていくのですが、エイリアンの繁殖には到底追いつきません。
 ホラー性は微々たる物ですが、全編通してのバトルは照明を抑えて何が何だかわからないなりに激しく、このあたりハリーポッターのピカピカドンドンなのと対極です。
 それでも新兵器を使ったり、ベテランの冴えた技でエイリアンを倒していくプレデター。だめだ、焼け石に水(^◇^;)
 エイリアンたちが街中に飛び出した後半は、始末屋プレデターがかなりヤケになってたような気がします。ま、わかるけどね(笑)

 すっかり蚊帳の外、どう見てもどちらにも叶うはずのない現代の田舎の住人たちですが、これがまた、出る人出る人、お約束とか、死亡フラグを見事に踏まえています。
 もうここまでバッチリだと、殺られるべき人がちょっと生き延びてしまうだけで、えーそんなんでいいの?と思ってしまいます。って思った間にどっちかの餌食になってたりするわけですが(;^_^A
 そんな中、生き残ったメンバーの中の女性兵士とその娘が、その格好といい行動といい、エイリアン・シリーズのリプリーを連想させられました。
 なるほど、過去のシリーズも踏まえつつ、ゾンビシリーズとかも含めていろんな作品のオマージュを狙って相当楽しんで作ったのはわかります。でも、そんなお祭り感覚で楽しめないと、実は突っ込みで終わってしまう映画だったかも(;´▽`A``
 お祭りですから、ね。私は好きです、こういうの。
 私としてはこの勢いで、伝説のゲーム『ロボコップVS.ターミネーター』を是非是非映像化してほしいのであります。
 勢いでこれのアメコミ買っちまったし(笑)

ここから妄想 AVP3
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2007年12月26日

アイ・アム・レジェンド

アイ・アム・レジェンド

 シングルベ〜ル シングルベ〜ル 一人きり〜
 今日は寂しい クリスマス〜


 というわけで、一人きりのクリスマスでしたので、また映画なんぞ観てまいりました。
 クリスマスですから人が、つーかカップルが溢れてる訳で、そんなの関係ねーって勢いで一人きりで観るのはこれしかないだろうという、アイ・アム・レジェンドを観てきました。
 一人きりってもスケールが違いますよ、なんと言ってもニューヨークに一人と犬一匹ですから。

 原作はかなり古いSFだったかと思います。この原作は藤子F富士雄がSF短編モノの元ネタにしたものがありまして、そちらで知りました。たしか邦題は「吸血鬼」だっけ。
 いままでに何度か映画化されているようですが、そちらは観たことありません。

 2008年、はしかウィルスの遺伝子を操作してガンを完治させる治療方法が発見され、その治療方法は瞬く間に世界に広がるが、その治療法は新たなウィルスを作り出し、空気感染によってあっという間に地球上の9割の人類が死滅。
 生き残った人類も、感染者はダーク・シーカーズと呼ばれる、吸血鬼的なゾンビへと変貌。夜な夜な生物を襲うようになる。
 主人公のロバート・ネヴィル中佐は、なぜかウィルスの抗体を持っており、感染源のニューヨークで一人生き残る。
 3年後、昼は食料や燃料の確保をしながら、自らの血液から血清を作り、ウィルスの特効薬を研究し、夜はダーク・シーカーズの襲撃に備えるという毎日を送っていた。

 というのが、冒頭のストーリー。
 日没後のヤな感じ以外は、のんびり気まますぎって感じだけど、ダーク・シーカーズの潜むビルに、飼い犬のサムが迷い込んでからが、話が怖い方向に回り始めます。

 命からがらサムを連れ出し、実験のためにそのビルに潜むダーク・シーカーズの女性を一体確保するのだけど、このことによってロバートは知性があると思えるダーク・シーカーズから狙われるようになります。
 ゾンビものの定番、一旦ゾンビになったら知性とは無縁になる。というのはこの話では通じないようで、ゾンビに罠まで仕掛けられちゃたまったもんじゃありません。
 知性がなければ対ゾンビ戦でもまだ有利な部分があるわけですが、それが通用しないわけで、はっきり言ってバイオハザードよりも遥かに怖いです。

 唯一のパートナーで心の拠り所だったシェパードのサムも、ゾンビ犬にやられてゾンビ化。それを自らの手で泣く泣く始末する、このあたりからホント、いたたまれなく観ていられなくない状態になります。
 犬好きの人は覚悟の必要なシーンです。間違っても「マリと子犬の物語」を観た直後に入ってはいけません。
 怒りと悲しみの矛先がどこに向けられるか全く予想が付かなくなりますので(^^;)

 ちなみに私が観たのはクリスマスだったため、劇場ではカップルだらけ。
 みんなやるせない表情で席を後にしてました。デートの映画を選定するときは慎重に(笑)

今回は軽くないウィル・スミス ラスト近く、大量のダーク・シーカーズによってロバート亭が襲撃されますが、CGのダーク・シーカーズの動きが、どうも同じウィル・スミスが主役をやったアイ,ロボットの、同じくラスト近くのシーンとダブります。
 アイ,ロボットではロボット。今度はゾンビとどちらも感情のない相手がわんさか素手で建物を上ったりするわけですが、これが意図的にダブらせるように作ったのかはわかりませんが、ここで恐怖の具合が少し和らぎました。アイ,ロボットみたいなラストになるかなーと思っちゃったもので。
 実際は、えっ、そんなって感じて終わります。裏切られたとかそういう感覚じゃなくて、うわーっとしか言いようがない有様で…。

 ちなみにタイトルのレジェンド=伝説ですが、伝説は大まかに2種類、偉人の伝説と怪物伝説とに分かれるかと思います。
 原作ではタイトルの意味は怪物としての伝説だったのに対し、映画では最終的に偉人としての伝説として作ってあるのは、発想としてとても上手いと思いました。


 余談。YouTubeで見つけたもの。
 もう少し他の素材を組合せば、もっとらしくなったのに、残念。




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2007年12月25日

ベオウルフ ─呪われし勇者─

ベオウルフ ─呪われし勇者─

 久々の映画レビューです。
 そろそろ上映も終わりに近づいていたのでベオウルフを観てきました。
 全編3D−CGで制作ということで話題になるかと思いきや、TV−CMのアンジェリーナ・ジョリーの全裸シーンの方で話題になってしまいました。
 救いなのはエロい親父どもが話題にしたのではなく、そのCMが女性に好評だったいうところですか。

 ベオウルフ自体は日本には馴染みが薄く、私もドラゴン退治の英雄話としてしか知らなかった程度ですが、それを極端にかえることなく、より踏み込んだ解釈での一本の映画に仕上げたようです。
 この題材を選んだのは新しい映像技術による違和感の緩和と、その技術がまた進歩した際に風化しても問題のない作品にしたという気がしますね。

 映像は全編3D−CGなので、なんだか最近のゲームにあるような緻密なオープニング映像が延々と続いていくような感じです。
 でもリアルという感じではなく、どことなく昔の絵画が動いている感じです。これは技術的なものではなく勿論、意図的なのでしょうけど。
 キャラクターの動きに関しては、戦闘シーン以外では極端に大袈裟なものはありませんが、冒頭の宴のシーンにみられるような、誰もが、あらゆるものが動くけど全部意図的で、洋物ゲームにありがちなにおいを感じます。
 実際の俳優を使ってはいても、それすら素材として扱い、より監督の表現したいアニメ的な作品を作ったということなんでしょう。
 ロバート・ゼメキス監督は、「グラディエーター」の頃からCGを効果的に使ってますが、今後こういう映像作品にシフトしていくのでしょうか。このあたり、なんだか押井守と似ているのかもしれません。


 お話は勇者ベオウルフの英雄譚で、怪物グランデル倒し王国を手に入れる前編と、その影には魔女との呪われた契約があり、王となり数十年後の贖罪ともいえる戦いを描く後編とに分かれます。
 この二つの時代の話が非常に自然に繋がっていて、特に説明もないのにすんなりと理解でき全く違和感を感じないところが良くできてます。
 時代をまたがっている分、キャラクターも歳をとりますが、その歳のとり方も自然です。こりゃいいスタッフ入れてるわぁ。


男は裸で勝負! それにしてもベオウルフ、やたらと脱ぎます。
 怪物グランデルと戦うのに、相手も素手だから俺もって、王妃の面前で鎧を脱ぎ、部下もいるのに素っ裸で横になるのは見せたがりとしか(^^;)
 魔女の潜む洞窟でも、それまでは鎧装備なのに入口でパンツいっちょに剣だけ持っていくし。
 王になってからも、侵略者の兵士に対して「俺を殺してみろ」とまたしても鎧を脱ぎ捨てます。
 鎧を脱ぐと防御力が上がるのでしょうか、ウィザードリィの高レベルのニンジャか君は。はっ、まさかあの人並みはずれたアクションはそれだからか?

 ぶっちゃけ、グランデルとの戦闘の見所はアクションよりも、いかに上手く素っ裸のベオウルフの局部を隠すか!でしょう(笑)
 その隠し方の見事なこと見事なこと、オースチンパワーズを髣髴とさせるカットの作り方はシーンが変わる度に、うおっ、今度はそう隠したか、やるなゼメキス!と唸ってしまいました。

 そんな作りこみの激しい映像は、劇場によっては立体映像で観られるようで、それを意識した矢が飛んでくるシーンや、ドラゴンにぶら下がっての飛行シーンなどが多々ありましたが、残念ながら四国にはそういった対応の映画館はなく、普通に観るしかありませんでした。これがほんと残念です。
 3Dだと、より隠し方の妙がって──そっちか、おい。


ラベル:ベオウルフ
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2007年08月22日

トランスフォーマー

トランスフォーマー

 この夏一番の話題の映画『トランスフォーマー』をようやく観てきました。
 公開前からネットでポロリポロリと出てくるトランスフォーマーのデザインを見て、こんなリアル造型で大丈夫なんでしょうかと心配しましたが、実際にそれが動いて、ド派手なアクションをし、さらにCGでなければ有り得ないカメラワークの映像が次から次へと出てくるので、観終わった後は疲れちゃいました。正直、観疲れする映画は初めてです。
 後ろの席にいた女性なんか「なんだか凄すぎて途中でストーリーがわけがわからなくなっちゃった」と言ってました(笑)
 ま、ストーリー自体は各サイトで「子供向け」と称されるほど、難しくはないものなんだけど、軽い気持ちで観に来た人を混乱させるくらい凄い映像であったことは確かです。

 映画序盤は中東のアメリカ軍基地壊滅を描いたリアルな展開ですが、続いて出てくる主人公サムとオートボットのバンブルビーの出会いへとがちょいタルい感じ。
 なんでこんなにタルいのかと考えたところ、多分バックトゥ・ザ・フューチャーやスパイダーマンでもやってた、イケてない高校生の日常パターンだからなんでしょう。見慣れたパターンですし。
 話はやがてディセプティコンの登場で一気にラストまで走り抜ける展開になるのですが、この勢いは見事。考える暇なんか与えてくれません。混乱してもしょうがないです(笑)
 この混乱に乗じて、ラスト近くで主人公のサム君、軍人さんに「君は既に兵士だ!」と絶対納得のいかない力押しの言葉で全力疾走させられます。
 年端も行かないヘタレ高校生を走らせるより、後ろで彼を援護しながら走ってた軍人さんが走った方が確実だったでしょうに。ま、そこは映画ですし、主人公ですからしょうがないのでしょうけどね。

 この映画は米軍の全面協力で制作されていますが、ということはプロパガンダ映画の性質を持っています。
 そこはサムの家の家訓「犠牲なくして勝利なし」や、米軍の大健闘に現われているのでしょうが、それよりも新型ステルス戦闘機F−22や兵士の持っていた武器(名前は不明)などの新兵器宣伝に使われているような気がしますね。
 F−22ラプター、いいですねー、国民年金の損失補てんに税が上がるのは絶対に許せませんが、あれが自衛隊に配備されるなら税金払う価値はありますな。

 他、個人的ポイントをいくつか。
 ●セクター7のシモンズ捜査官のイヤラシさがイイ!
 台詞回しから表情から、相当歪んだ性格であるところがいい。観ていてルー大柴がかぶってしまった。

 ●オプティマス・プライムの声が玄田哲章!
 吹き替え版のオプティマス・プライムは、ファンを相当意識して玄田哲章さんです。
 メカっぽさを強調した為か、感情押さえ気味の声がたまりませんな。
 「私にいい考えがある」という台詞を期待していたのだけど、残念ながらありませんでした。この台詞を言ってから、ビルの2〜3個を破壊した上に作戦は事実上失敗、だけどサムの機転で勝利みたいな展開は、やはり映画じゃやらないよね。
 あと、どうせならメガトロンの声も加藤精三さんにしてほしかった。

 ●オールスパークは謎だらけ!
 オールスパークのエネルギーを受けた機械が命を持ち、トランスフォーマーになるのはいいとしても、何故、それが強力な武器装備で、しかもいきなり人を襲うのかは不明。
 ノキアの携帯とかX−BOXは人間嫌いなんでしょうか。
 それと、セクター7はメガトロンから現在の科学技術の一部を造ったというのに、オールスパークからは何も作ろうとしなかったのでしょうか。不思議です。
 ちなみに裏設定としてオールスパークが宇宙で命を与えたもののなかに、スタートレックでお馴染み機械生命体ボーグがいます。だから彼らの宇宙船はキューブ形状なんですね。
 あ、ウソです。信じてはいけません。


 とにかく、この映画は映像! 大画面で見ないと損ですね。
 あと、観るとおもちゃが欲しくなりますね。やばいです。やばいです。
 今、バンブルビーが欲しくてたまりません。やばいです。

posted by アルシオーネ at 10:08| ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 映画を語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月17日

どろろ




 手塚治虫の原作をどういう風に実写映画化したのか興味あったのだけど、上映期間中は何かとあって足を運ぶ間もなかったんだよなぁ。
 前回書いたとおり、我が親父殿がナイスなタイミングでDVDを借りてきてくれたお陰で、ようやく拝見することができました。

 発表の段階で時代設定がオリジナルのジャパンテイスト異世界だとか、ニュージーランドでロケだとか衝撃が大きかったのだけど、一番驚いたのは、どろろ役が柴咲コウ
 確かにどろろは原作でも女だったけど、女というか少女っつーか女の子って年齢だったのに、柴咲コウじゃとうが立ちすぎじゃないか(失礼)、なんて思っていたので、いつの間にか私の中での一番の注目ポイントはもうそれだけになっていたのでした(笑)

 原作は人の業(ゴウ)をクローズアップした戦争批判的なものなのだけど、さすがにそのまんま映画化するわけにも行かなかったのか、「生きる」とか「親子愛」とか、かなり原作に色付けして別方向に向けて苦労したことが伺えます。
 それが良いかどうかは別問題ですが。
 まぁ、過去に制作されたアニメなんて、不具者である百鬼丸を出すこと自体憚られるご時世なので、地上波で放送されること自体稀だからねぇ。その辺の描写に相当気を使ったのはわかります。娯楽作品としては良く頑張った。

 体の48の部位を取り戻すために、妖怪を一体づつ倒すという、どう考えても映画よりはアニメ的な連作モノがふさわしい内容を、2時間ちょいにまとめるのかと思ったら、さすがに全部は出せなかったようで、原作でも印象深いエピソードを一つ除いて、他は体の主要な部分をモンタージュ的に取り戻すという展開。
 短いアクションシーンを細切れにして、次々と妖怪を倒して体を部分部分を取り戻し、柴咲どろろと歓喜するところは、なんだか地方予選を勝ち進んでいく青春スポーツ映画のようでした。
 それってこの映画の売りの一つ、アクションシーンが薄まってるよなぁ。凄いアクションもさっぱり記憶に残らないし。主題は親子愛だからいいってことなの?

 ラストでは、原作ですら描かれていない、体を売り渡した張本人で百鬼丸の父、醍醐景光との戦いが描かれるのだけど、人の業と親子愛を織り交ぜたオリジナル展開。甘いかもしれないけどこの部分は結構好き。
 そのラストの一悶着が片付いた直後、百鬼丸たちの周りを醍醐の兵が囲んでいたのには、かなり萎えましたけど。
 あんなだだっ広いところに、いつの間に沸いて出たんだ、この兵隊わっ!!

 私的には、百鬼丸が身体を取り戻して行くにつれ、本来の人間らしく、痛みを感じたり惑わされたり、どんどん弱くなるところを描いてほしかったんだけどなぁ。
 それが僅かだったので、戦いに緊迫感がないんだよね。残念だなぁ。
 なんでも続編ができるらしいので、その辺りが描かれるのも期待しましょうか。

 あ、柴咲コウのどろろのことを忘れるところでした(笑)
 えーとね、ぶっちゃけ、柴咲コウでなくても、大人の女でなくてもよかったんじゃない?
 この後に蛇足的ラブシーンでも用意してあるなら兎も角、原作通りのキャラクターにしても、なんの遜色もなかった気がするぞ。
ラベル:柴咲コウ どろろ
posted by アルシオーネ at 10:07| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画を語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月11日

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団

 最初は不思議な魔法世界がクローズアップされて夢のある世界っぽく描かれていたハリー・ポッターだけど、さすがに5作目ともなると悪の魔法使いヴォルデモートもはっきり登場するようになり、ダークな要素が強くなってきました。
 この辺り、子供が大人になるにつれて社会の仕組みを知って、子供の頃に描いていた夢や理想が段々と崩れていくのに似ているような気がしますね。

 存在として毎回他の魔法使いと違う扱いになるハリーなんだけど、今回はマスコミやら大人の世界やらの都合で周囲から疎外され、さらにそれで自分自身が壁を作って孤立してしまうという、かなり辛い状態からスタート。
 前作でヴォルデモートの復活と先輩の死を目の当たりにしているから、その重すぎ状態は半端じゃないです。
 本来ならそんな子供を助け、悪の魔法使い対策をするべき魔法省なのですが、その大臣は明らかに正確な判断ができなくなっていて、ヴォルデモート復活を信じないばかりか、ハリーやタンブルドア校長を陥れようと画策する始末だから、ハリーの立場はますます酷いことになるという始末。
 いやはや、15歳にはきつい仕打ちだこと。

 毎回変わる「闇の魔法に対する防衛術」の今回の教師は、魔法省から送り込まれたドローレスおばはん。
 「おばさん」じゃなくて「おばはん」と言うのがふさわしい、とても素晴らしいヤなキャラでした。パンフや公式サイトでは「ピンクを着た悪魔」と称されているところがステキ(笑)
 一見人当たりは良さそうだけど、腹の中では恭順しか求めてなく、独善的で権威主義。しかもサディスティック。
 いわゆる話の通じない相手なんだけど、魔法世界でもこんな奴はいるんだなぁって感じ。このタイプは自分の過失が原因でその報いをうける状況になっても、自分が悪いとは思うことがないので始末に終えません。
 ちなみに私が以前働いていた職場はこんな女が多かった(笑)
 こういうのが上に付くと、得するのはその下に付いた小狡い悪連中で、権威を笠に好き放題をし始めるというのが常なんだよなぁ。
 ホグワーツの生徒の気持ちが良くわかりました(^^;)

 今回初登場で結構注目ポイントキャラなのが不思議少女のルーナ。
 性格的な不思議少女らしさが良く出てて演技も素晴らしい。
 不思議キャラは要所要所で目立つので、役どころとしてはおいしいぞ!
 私的には今回クローズアップされてるハリーの初恋相手のチョウよりは、ハリーにお似合いって感じがするなぁ。

 初恋といえば、公式サイトやパンフでは話には出てこないけど、2作目でハリーに助けられたロンの妹だけど、ところどころでハリーを見る視線がいいねぇ。
 話中ではハリーを熱い目で見るチョウのことをハーマイオニーが語るけど、じつはもっと身近にハリーを気にしている人物がいる。なんてシチュエーションは美味しいぞ、ポッター!
 どうでもいいけど、私がヴォルデモードならこういう秘められた感情を利用して、先のストーリーで罠をかけますな(極悪ですねー)。

 ラストのヴォルデモードとダンブルドア校長の何が何だかかわからないくらいの激しいピカピカビカビカの戦いはここに今回の予算を費やしましたって感じで見物でしたけど、正直スターウォーズのヨーダVSドゥークー、ヨーダVSパルパティーンとダブったりして。
 吹き替え版のタンブルドアの声は、スターウォーズ吹き替え版のヨーダと同じ永井一郎さんなので、もうこりゃ必然的現象でしょうかねぇ。

 他、ハリーのちょいドジな級友のネズルや、ロンの兄貴たちが段々と主要キャラになりつつあったり、そのせいでハーマイオニーとロンの存在が薄れつつあったりと、まるで男塾的なキャラクターの薄まり具合に若干物足りなさもありますが、どうもヴォルデモードとの戦いは魔法戦よりは精神戦になりそうなので、今後のダークな展開に備えてのしょうがない部分なんでしょうかね。

posted by アルシオーネ at 10:26| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画を語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月03日

サマータイムマシン・ブルース




 タイムマシンものにも色々あるけど、どうしようもなく無軌道で、さらに身近。そのくせタイムパラドックスがここまできっちりしているのも珍しい作品。
 ハリウッドで制作されたタイムマシンには予算やつくりでは恐らく足元にも及ばないだろうけど、内容は遥かに面白かったですよ。

 タイムマシンを題材に使っていながら、舞台は某大学のSF研究会で、しかもそのメンバーは無駄にハイテンションなアホ学生たち(失礼)。
 そいつら、おバカが過ぎて部室のクーラー(冷房しかない古いやつ)のリモコンを壊してしまったため、タイムマシンを使ってリモコンがまだ無事だった前日の部室に取りに行ったことから始まるドタバタ劇です。

 時間旅行先は昨日で、たかがリモコン一つというところですが、相対性理論を研究する顧問の助教授から、過去のちょっとしたことを変更するだけで、最悪、現時間軸が消失してしまう可能性を示唆され、そりゃ面倒なことに。
 しかも関わった学生は、SF研究会なのにSF的な知識は皆無に等しく、さらに普段からハイテンションなので人の言うことがわかりません。それぞれ問題の理解度が違っているので問題を解決しようとしたことが益々ややこしいことに。
 さらに同じ大学の25年後の世界から来た未来人(といっても常人)もタイムマシンに乗ってきて、ただでさえ面倒なのに、もう後半はごっちゃごちゃです(笑)

 映画前半はこのハイテンションなバカども(段々言い方に遠慮が無くなってきた)の、いかにもエネルギーを持て余しているといったバカ騒ぎが展開し、なかなか主題に踏み込まないなぁと思っていたら、実は最初からタイムパラドックスによる伏線がどっさり出てきます。
 最初は疲れますが、これが後半には「まちがいさがし」の答えを見るように展開し、気が付いたらハマってるという感じです。面白いですねぇ。

 主演の瑛太は、私の中ではあまり目立った感じがしなかったなぁ。
 一応、キャラクターが他の人より良識派だったこともあるせいか、重大問題を乗り越えてもよくわかっていないおバカ連中の方が記憶に残りましたね。

 ヒロイン役の上野樹里は、今回はしおらしくて、ちょっと意外な感じでした。
 私の中では未だにスイングガールズの印象が強くて、なんでおバカ仲間になってないのかなって思いました。この人がテンション上げるとバカ連中は絶対にかすみますけどね(笑)

 さて、お話のキーになってるタイムマシンなんですが、この映画では突然出てくるので、誰が作ったのかや、どうしてSF研究会に来たのかなどには全く触れられていません。
 タイムマシンはメーターがダイヤル式で元祖タイムマシンのデザインを真似たって感じ。
 未来で作られたのにメーターの説明書きは、シールつきのプラスチックフィルムに文字を刻印するアレ(名前を忘れちゃった)だったりと、無駄にレトロだったりするのが、ちょっと笑っちゃいました。

 余談ですが、エアコンを使わない夏の部屋で観ると、登場人物の切実さがわかります(笑)
posted by アルシオーネ at 01:01| ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 映画を語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月27日

スネーク・フライト



 私の親父は映画好きである。
 劇場で観るのも、レンタルしたものを観るのも、テレビでやってるのを観るのも好きである。
 しかも洋画だろうが邦画だろうが香港映画だろうが、西部劇だろうがヤクザものだろうが戦争映画だろうがCGアニメだろうが何でも観る。
 暇があるとレンタルで借りてくる。数も多い。
 最近その傾向で韓流映画とホラーものが苦手だというのがわかった。
 おっと、そんなことは問題ではない。
 親父の問題点は、その作品の選定にある。
 息子の私が既にDVDを買って持っている映画を借りてくる程度は可愛いもので、5本借りてきて、そのうち4本が竹内力だったり、たまにこれぞと借りてきたのが、最新作ラベルの付いた超B級映画だったり、「一番あたらしいスーパーマンを借りてきたぞ!」と言って意気揚々と出したものが「最強の敵」とサブタイトルがついていたりである。
 まぁ私も、「アルシオーネ戦記」の映画レビューではろくでもない作品のレビューをしているので、DNA鑑定なんかする必要もないくらい見事に遺伝子を受け継いでいるようだ。

 そんな親父がまたしても「運良く1本残ってた最新作を借りてきたぞ!」と出してきたのが、サミュエル・L・ジャクソン主演の『スネーク・フライト』だった。
 タイトルからわかるB級テイスト、ううっ、ちょっと辛いかも。

 ストーリーはハワイでオフロードバイクで無駄に走り回る青年が、検事を撲殺するギャングのボスを目撃したことから始まり、すぐさま命を狙われるようになる。
 この青年が主役のようなストーリーの展開だが、それは始めの10分くらい。
 命を狙われ、こりゃ死ぬだろって状況で、なんの前触れもなく現れ、青年を助けるFBIのサミュエル。役名はあるけど、いーじゃんサミュエル刑事で(笑)
 サミュエルは青年を保護し、ギャングのボスを裁判で有罪にするためにロスに向かう。その交通手段として、プライベートジェットを囮にし、裏をかいて民間機を使うことにするが、計画は何故かバレバレ。マフィアのボスは青年を殺害するために、飛行機のカーゴルームに大量の毒蛇を仕込むという前代未聞の罠をはったのでした。

 こんな罠を思いつきしかも短時間で用意するあたり、さすがはギャングのボス、常人じゃないです。ギャングにしておくのは勿体無いね、むしろ世界征服を企む悪の秘密結社向きです。
 蛇は飛行機内を這い回り、容赦なく乗務員や乗客を襲いまくり、配線は食いちぎるわでもう大変。トランクを開けると出てきたり、酸素マスクに絡んで落ちてきたり、トイレの便器から飛び掛ってきたりと無茶苦茶です。
 しまいにゃ人を丸呑みするような大蛇まで出てきて、そりゃ無茶すぎるだろと突っ込みを入れる間もなく、お約束通りヤな乗客のオヤジが締められた後に呑み込まれます。

 その昔、エアポート・シリーズという飛行機パニックものの映画がありましたが、これにヘビパニック映画を足したら出来ちゃった。みたいな作品です。
 このナンセンスさは誰も思いつかんわな。ほんと。
 でも、単純に面白かったね。
 見方によってはパニック映画というよりは、ダイハードシリーズ。
 主人公をサミュエルからブルース・ウィリスに変えても、多少ボヤキが増える程度で恐らく問題なくはまる(笑)
 いやー、ここまで映画としてのフィクション性を発揮してるものもないね。話を聞くだけではダメダメだけど、観たら結構イケる。そんな映画でした。

 で、こんな罠を仕掛けたギャングのボスだけど、あっさりとFBIに捕まります。しかも捕まってるシーンはFBIの偉い人の逮捕命令の台詞だけで、ナシ!(多分カットされてる)。
 ギャングのボスすらも刺身のツマとは、ヘビすげぇ。

 親父、内容はともかく楽しめたよ。
posted by アルシオーネ at 23:43| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画を語る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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